OpenAIのChatGPTが、有料ユーザー数で急成長を遂げています。同社のCOOであるBrad Lightcap氏のメッセージによると、一般の有料ユーザーが1000万人以上、ビジネス向け高額プラン利用者が100万人に達し、合計で1100万人以上の有料ユーザーを獲得したとのことです。
この有料ユーザー数に基づくと、ChatGPTの月間収益は2億2500万ドル(約317億円)以上、年間収益は27億ドル(約3,800億円)以上と推定されています。これは公表されている料金プランに基づく控えめな試算とされています。
ChatGPTは2022年末のリリース以来、急速に成長を遂げており、リリースから2ヶ月で1億人、2023年9月時点で1億5000万人のアクティブユーザーを獲得しました。この急成長により、OpenAIの企業価値も290億ドル(約4兆円)に上昇しています。
OpenAIは企業ニーズに応えるため、2023年8月にChatGPT Enterpriseをリリースし、高度なセキュリティとプライバシー機能、無制限のGPT-4アクセス、カスタマイズオプション、より長いコンテキストウィンドウ、高度なデータ分析機能などを提供しており、多くの企業に採用されています。
Brad Lightcap氏は、AIの企業への影響について過度な期待は禁物だと警告しつつも、ChatGPTの急成長はAIへの需要の高まりと、この技術が様々な産業に与える可能性のある影響を示していると述べています。今後も、OpenAIの動向とChatGPTの発展に注目が集まることでしょう。