【買収】オーストラリアのCanva、画像生成AI企業Leonardo.AIを買収 – デザインツールの強化へ

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オーストラリアのオンラインデザインツール大手Canvaは2024年7月30日、同国シドニーを拠点とする生成AIプラットフォームのLeonardo.AIを買収すると発表しました。買収金額は非公開ですが、Leonardo.AIの従業員120人全員がCanvaに加わる予定です。

Canvaは2013年創業のスタートアップで、オーストラリア発のユニコーン企業として知られています。2023年時点で1億人以上のユーザーを抱え、売上高は20億ドル(約2,900億円)に達すると推定されています。一方、Leonardo.AIは2022年設立の新興企業ですが、高性能な画像生成モデルで注目を集めていました。

CanvaはインスタグラムのコンテンツやWebページ作成など、さまざまなオンラインデザインツールを提供しています。同社は以前から独自の画像生成機能を開発していましたが、その性能には課題があるとされていました。今回の買収で、Leonardo.AIの高度な技術を自社の「Magic Studio」に統合し、AI機能の大幅な強化を図ります。

これによりCanvaのデザインツールの利便性が向上し、ユーザーにより多彩で革新的な体験を提供できるようになると期待されています。また、Leonardo.AI自体のサービスは存続する予定です。

Canvaにとって、今回はAffinityに次ぐ8番目の買収となります。生成AI技術を取り込み、ユーザー体験を向上させる戦略的な一手と言えるでしょう。シドニー発の2社がタッグを組むことで、オーストラリアのAI業界にも大きなインパクトを与えそうです。