投稿者: 米サンフランシスコベイエリアにあるBtoBサービスを提供するAI企業「C3 AI」は、Google Cloudと連携し、連邦政府、州政府、地方自治体向けに生成AIを活用したアプリケーション「C3 Generative AI for Government Programs」を発表しました。このアプリケーションは、医療、雇用、市民に対するお金のサポートなど、さまざまな行政プログラムに関する正確な情報を住民に迅速に提供することを目的としています。
C3 Generative AI for Government Programsでは、生成AIを活用して、市民が複雑な行政プログラムや手続きを簡単に理解できるようにします。これにより、サービスの遅延や待ち時間が減り、サポートセンターの効率も向上することが期待されています。
さらに、このアプリケーションは130以上の言語でのやり取りをサポートし、引用元やウェブサイトへのリンクと共に信頼できる回答を提供します。アプリケーションはGoogle Cloud上で実行され、チャットの応答にはGoogleの大規模言語モデル、Geminiが活用されています。
例えば、アメリカでは、健康保険の加入プロセスは非常に複雑ですが、ユーザーがその手続きについて質問すると、加入に必要な各ステップが詳細に説明されます。また、追加の質問をすることで、短時間で州の健康保険加入方法や特例条件などが理解できるようになります。
こうしたアプリケーションの導入により、行政サービスの質と市民の満足度の向上が期待されています。