Black Forest LabsがFlux 1.1 Proと新APIを発表、高速・高品質な画像生成を実現

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ドイツの新しいAI企業、Black Forest Labsが、最新の画像生成AI「Flux 1.1 Pro」と、新しいサービス「BFL API」を発表しました。

Flux 1.1 Proは、以前のバージョンと比べて、6倍速く画像を作れるようになりました。画質が良くなっただけでなく、指示通りの画像を正確に生成できるようになり、表現の幅も広がりました。

画像生成AIの性能を評価するテスト(Artificial Analysis image benchmark leaderboard)では、Flux 1.1 Proが最高のスコアを獲得し、他の有名なAIよりも、見た目の正確さや美しさで優れた結果を出しています。

Image Source: Capture from Artificial Analysis image benchmark leaderboard

また、開発者や企業向けに、BFL APIというサービスも公開されました。これは、Flux 1.1 Proを自分のアプリやシステムで簡単に使えるようにするAPIサービスです。画像のサイズや種類、有害なコンテンツが含まれないようにする機能など、細かい設定をすることができます。小さなアプリケーションから大規模のシステムまで、様々な用途で使うことができます。

料金も他のサービスと比べて安く設定されていて、Flux 1.1 Proで画像を1枚作るのに約0.6円となっています。

Black Forest Labsは、近いうちに、もっと高画質で大きな画像を作れるようにする予定です。また、Together.ai、Replicate、Fal.aiなどのサービスを通じて、Flux 1.1 Proを使えるようにもなります。

Black Forest Labsは、以前Stability AIというAI企業で技術開発をしていたエンジニアたちが立ち上げた会社です。立ち上げ当初からその生成される画像のクオリティの高さが話題となっていましたが、今回のアップデートでさらにその地位を確立しています。