Amazon、AIコーディングツール「CodeWhisperer」を「Q Developer」に改名 – 機能を拡張

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Amazonは、AIコーディングツール「CodeWhisperer」の名称を「Q Developer」に変更し、同社の生成AIチャットボットファミリーに新たに加えました。Q Developerは単にコードを生成するだけでなく、デバッグやアップグレード、セキュリティチェックなど、開発者の幅広い作業をサポートする機能を備えています。

このツールには、SQLコードの生成・テストや、開発者の質問に応じたコード変換・実装など、新たな機能が追加されました。また、「エージェント」という機能では、機能の自動実装やコードの整理も行います。Q Developerはさらに、AWS CLIコマンドの生成やインフラストラクチャに関する質問への対応、AWSのコスト分析などにも対応しています。

「エージェント」機能は、機能の実装やコードのアップグレードを自動で行います。ただ、AIコーディングアシスタントは、不完全な既存のコードで学習していることもあることから、バグやセキュリティ上の問題を引き起こす可能性も指摘されています。

Q DeveloperはAWS ConsoleとIDEで利用可能ですが、無料版にはいくつかの制限があります(カスタマイズ不可、デフォルトでのデータ収集、月間使用上限あり)。Q Developer Proでは月額19ドルで、使用上限の拡大、管理ツール、シングルサインオン、そしてAIが生成したコードに対する知的財産(IP)の補償保護が提供されます。