米Bloombergが報じたところによると、ニューヨーク証券取引所(NYSE)のキャピタルマーケット責任者であるMichael Harris氏は、インフォメーションズ・プライベートキャピタル・カンファレンスで、ほとんどのAI特化型スタートアップが依然として民間から資金調達を行っているものの、一部の企業がIPO(新規株式公開)を検討していることを明らかにしました。
この動きは、AI企業の上場に対する需要の高まりが背景にあります。AI関連でReddit社やAstera Labs社が成功裏に株式公開を果たしたことも、追い風となっているようです。Harris氏によると、現在IPOを検討しているスタートアップの大半が企業向け製品(BtoB)を提供しているとのことです。ただし、これらの企業の上場は今年中に行われない可能性もあるそうです。
AI分野への注目が高まる中、スタートアップ各社の動向から目が離せません。一部の企業がIPOを視野に入れ始めていることは、AI業界の成熟度を示す一つの指標と言えるでしょう。今後、どのような企業が株式公開に踏み切るのか、その行方が注目されます。