Anthropic は、AI スプレッドシートアシスタント「Claude for Excel」を Pro プランのユーザー向けに提供拡大しました。ベータ期間を経て、月額 20 ドル(約 3,120 円)で、より多くのユーザーが高度な AI 機能を Excel のワークフローに直接組み込めるようになります。
このツールは、2023年10月に Max や Enterprise などの上位プラン向けにベータ版として提供が開始され、2024年1月からは Pro プラン加入者も利用可能になりました。これにより、スプレッドシートを多用する金融アナリストやデータサイエンティストなど、専門職の生産性向上が期待されています。
機能面では、Excel のサイドバーにチャット形式で表示され、自然言語での指示を通じてスプレッドシートの読み取り、分析、変更が可能です。特に、複雑な数式の解読やデバッグに優れており、「#REF!」といったエラーの原因を素早く特定し、修正を支援します。複数ファイルの取り扱いや、データの上書きを防ぐ安全機能も備わっています。
基盤となっているのは、Anthropic の高性能モデル「Claude Opus 4.5」です。このモデルは Excel の自動化や財務モデリングで高い能力を発揮し、内部評価では精度が 20% 、効率が 15% 向上したと報告されています。金融サービス向けには、割引キャッシュフローモデルの構築を自動化する「Agent Skills」などの専用機能も提供されます。
AI スプレッドシートアシスタント市場では Microsoft Copilot や ChatGPT が競合となりますが、Claude はあるベンチマークテストで 65% の精度を達成しました。単に回答するだけでなく、詳細な解決策やダウンロード可能なドキュメントを生成する点が高く評価されています。
