Amazon、AI強化版「Alexa+」対応の新デバイス群を発表

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Amazon は 2025 年 2 月 26 日、新世代の AI 搭載アシスタント「 Alexa+ 」に最適化された新デバイス群を発表しました。 Echo シリーズ、 Ring カメラ、 Fire TV 、 Kindle Scribe など、幅広い製品ラインナップが刷新されています。

Alexa+ は Amazon の最新 AI 技術で強化された音声アシスタントです。生成 AI と大規模言語モデル( LLM )を活用することで、より自然で直感的な会話が可能になり、家電の操作からレストラン予約、音楽再生、ショッピングまで、幅広い行動を会話ベースで実現できます。「エキスパート」機能では、タスクの自動化も可能で、例えばレストラン予約や修理依頼まで自動対応します。

新デバイスの中でも注目すべきは、 Echo シリーズの Alexa+ 専用設計モデルです。スマートホーム制御やマルチルーム連携に対応し、数万のサービスや機器を制御できる強化されたスマートホーム連携機能を搭載しています。 Ring カメラでは初の 4K 解像度モデルが登場し、 AI による迷子ペット検出機能も追加されました。 Fire TV には Alexa+ 機能が搭載され、コンテンツ検索やディスカバリーが会話で完結します。 Kindle Scribe では初のカラー対応モデルが発表され、 Alexa+ 連携による機能強化が図られています。

Alexa+ の料金は月額 19.99 ドル(約 2960 円)ですが、 Amazon Prime 会員は無料で利用できます。今年の2月からまず米国で Echo Show など一部対象デバイスのオーナーから段階的に先行展開を行っています。一般ユーザーや他デバイスへの本格展開は、「今後数週間から数か月で順次拡大」とアナウンスされています。また現時点で、 Alexa+ は英語のみ・米国限定で展開されており、9月末からカナダでベータテストが始まっています。日本語や他言語の提供時期についてはまだ公式な発表はありません。