Meta は 2025 年 6 月 20 日、スポーツアイウェアブランドの Oakley と提携し、アスリート向けの AI スマートグラス「 Oakley Meta HSTN 」を発表しました。この製品は、Ray-Ban Meta で培った技術を基に、スポーツやアウトドアシーンでの実用性を重視して開発されました。
同製品の最大の特徴は、12MP の超広角カメラによる 3K 解像度でのビデオ撮影機能です。従来の Ray-Ban Meta の 1080p から大幅に画質が向上し、アスリートの POV 撮影に最適化されています。また、IPX4 の防水・防汗性能を備え、激しい運動中でも安心して使用できます。
バッテリー性能も大幅に改善され、通常使用で最大 8 時間、スタンバイで 19 時間の連続使用が可能です。付属の充電ケースを使えば、最大 48 時間分の追加充電ができ、長時間のアウトドア活動にも対応します。
Meta AI アシスタント機能により、「 Hey Meta 」の音声コマンドで天気や風速の確認、ハンズフリーでの撮影、リアルタイム翻訳などが可能です。Oakley 独自の PRIZM レンズ技術を採用し、コントラストや色彩を強調することで、スポーツ時の視認性も向上させています。
価格は標準モデルが 399 ドル(約 5 万 8000 円)から、限定版が 499 ドル(約 7 万 3000 円)で設定されています。限定版は 7 月 11 日から予約開始、標準モデルは今夏の発売を予定しており、米国やヨーロッパ主要国、オーストラリアで先行販売されます。
ワールドカップ優勝者のキリアン・ムバッペや NFL MVP のパトリック・マホームズなど、著名アスリートを起用したグローバルキャンペーンも展開され、スマートグラス市場でのリーダーシップをさらに強化する Meta の戦略的な一手として注目されています。