GoogleがGemini に検索履歴との連携機能を追加 ー パーソナライズされた回答が可能に

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Google は 2025 年 3 月 13 日、Gemini AI アシスタントに新たな「 Gemini with Personalization 」機能を追加したことを発表しました。この実験的な機能により、Gemini はユーザーの Google 検索履歴を活用し、より個別にカスタマイズされた回答や文脈に即した会話を提供できるようになります。

この機能は「 Gemini 2.0 Flash Thinking 」モデルを基盤としており、ユーザーが Google で過去に検索した内容を分析して回答を調整します。例えば、最近「イタリア料理」や「旅行先」について検索していた場合、レストランの提案や旅行のアドバイスがその履歴を反映したものになります。

Google はプライバシーと透明性にも配慮しており、この機能はオプトイン形式で提供されています。ユーザーは明示的に「 Personalization( experimental )」を有効化する必要があり、「ウェブとアプリのアクティビティ」設定がオンになっている場合にのみ動作します。また、Gemini は回答内でどの個人情報(検索履歴や過去の会話など)を参照したかを明示し、ユーザーはいつでも連携を解除できます。

Google が提案する活用例として、「次に訪れるべき旅行先はどこ?」と聞くと過去の旅行関連の検索を基に提案したり、「新しい趣味を始めたいんだけど」と聞くと検索傾向からマッチする趣味を推薦したりといった使い方が挙げられています。

現在は Google 検索履歴のみが対象ですが、今後数か月以内には Google Calendar 、Notes 、Tasks 、Photos 、YouTube などの他の Google アプリとの連携も予定されています。例えば、YouTube の視聴履歴を基に動画コンテンツのアイデアを提案したり、Google Photos のデータを活用して旅行の思い出に関連する提案を行ったりする機能が期待されます。

この新機能は現在、ウェブ版の Gemini および Gemini Advanced ユーザー向けに 45 以上の言語で提供されており、モバイル版への展開も近日中に行われる予定です。ただし、EU 、スイス、英国ではまだ利用できません。

Gemini のパーソナライズ API は、ChatGPT など他社製品との差別化を図る戦略と見られており、Google が持つ膨大なユーザーデータとそのエコシステムの強みを活かした展開と言えます。