米 The Information が報じたところによると、Anthropic が 2025 年 3 月初旬時点で年間換算収益( annualized revenue )が 14 億ドル(約 2,067 億円)に達したことが明らかになりました。 2024 年末の 10 億ドルからわずか数ヶ月で 40% 増加したとされています。
この収益増加の背景には、特に先週から話題を集めている中国発の AI エージェント「 Manus 」への技術提供と、新たにリリースされた「 Claude Code 」および「 Claude 3.7 Sonnet 」が貢献しています。
Claude 3.7 Sonnet は、「ハイブリッド推論モデル」として知られており、迅速な応答と詳細なステップごとの分析を組み合わせた独自の機能を備えています。コーディングベンチマークでの性能が特に高く評価され、企業向けの開発業務で採用が進んでいます。また、コマンドラインで動作する AI コーディングエージェント「 Claude Code 」は、開発者がアプリケーションを迅速に構築するのを支援するツールとして注目を集めています。
中国発の自律型 AI エージェント「 Manus 」の成功にも Claude モデルが寄与しており、Anthropic の技術力が間接的にその人気を後押ししている形です。このコラボレーションが Anthropic の収益に与えた影響は大きく、Claude の活用範囲が広がることでさらなる成長が期待されています。
Anthropic は、OpenAI ( ChatGPT 開発元 )と競合する AI 企業として位置づけられていますが、収益面ではまだ OpenAI と大きな差があります。OpenAI の 2025 年の年間収益予想は約 110 億ドル(約 1兆 6,235 億円)と見込まれており、Anthropic の約 7.86 倍という圧倒的な差があります。
Anthropic は 2025 年末までに年間収益 20 億ドルを超えることを目標としており、 2025 年に 30 億ドルの資金を投入しつつも、収益効率の改善により 2027 年にはキャッシュフローがプラスに転じると予測されています。これは、OpenAI が 2029 年を目標とするのと比べて早いペースであり、同社の経営戦略や技術開発力の高さを示しています。
AI 業界の急成長と競争激化が続く中、Anthropic の今後の展開が注目されます。