OpenAI が ChatGPT の macOS 版をアップデート – 多数の外部アプリと統合

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OpenAI は、ChatGPT の macOS アプリを大幅に更新し、JetBrains IDEs やターミナルアプリ、Apple Notes や Notion など、外部のアプリとの統合を強化しました。この新機能は、OpenAI の「 12 Days of OpenAI 」イベントの 11 日目に発表され、開発者や作業の生産性向上を目指すユーザーにとって、嬉しい発表となりました。

アップデートにより、ChatGPT は多数のコードエディタと連携可能になりました。開発者はコードエディタ内で直接 ChatGPT を利用し、作業中のコードやエラーに基づいたアドバイスや提案を受けることができます。また、Warp 、Terminal 、iTerm2 などのターミナルアプリとも統合され、ターミナル内の最新 200 行の出力を ChatGPT が参照し、エラー解析やコマンド提案を行います。

開発者向けツールだけでなく、Apple Notes 、Notion 、Quip といった生産性アプリとも統合されました。ユーザーはこれらのアプリ内での作業を ChatGPT とシームレスに連携させることができ、メモやドキュメントの作成、編集作業をよりスムーズに行うことができるようになります。

興味深いのは、今回も Apple の macOS アプリ対応が優先された点です。もちろん、Windows 対応も今後進められると思いますが、OpenAI は Microsoft の支援を受けて発展してきた企業であることを考えると、本来は Windows を先行させても不思議ではありません。また、「 12 Days of OpenAI 」の発表でも、デモに使っていた PC は常に MacBook だった点も印象的で、Microsoft の同社に対する影響力はないに等しい、ということなのだな、という印象を新たにしました。