D-IDが「Personal Avatars」を発表 – 超リアルなデジタルヒューマンを生成

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イスラエルのAI企業であるD-ID社は、2024年10月31日に新しいAI動画ツール「Personal Avatars」を発表しました。このツールは、わずか1分間の動画から、リアルタイムで対話が可能なデジタルヒューマンを生成する技術を提供しています。AIによって作られるアバターは、非常にリアルで、ユーザーと自然なインタラクションができる点が特徴です。マーケティングやビジネス分野での活用が大いに期待されています。

Personal Avatarsは、オンラインストアでの顧客対応や、社内トレーニングの講師など、さまざまなビジネスシーンでの活用が想定されます。例えばオンラインストアや企業サイト上に配置されたアバターは、コンシェルジュのように24時間365日顧客の質問に応え、顧客に合わせて対応を提供することができます。また、社内トレーニングにおいても、アバターを使った研修を使うことで、人間の講師が繰り返し同じ内容の教育を実施する負担を軽減することが期待されます。

現在、Personal Avatarsは30以上の言語に対応しています。

すでに、PepsiCo、AXA、Canva、Lenovo、J.P. Morgan、Softbankといった主要なグローバル企業で導入され、その効果が実証されています。データによれば、パーソナライズされた動画キャンペーンの導入により、クリック率が30%、コンバージョン率が35%向上するという結果が得られているとのこと。

もちろん、まだ物珍しさがあるからこその非常に高いコンバージョンとは思いますが、それを割り引いて考えても、ビジネスシーンで様々な使い方が想定できるサービスとして期待できます。