投稿者: Adobeは、10月14日から16日にかけてアメリカのマイアミビーチで開催されているMAXカンファレンスで、Fireflyモデルと自社のCreative Cloudに多くの新しいAI機能を追加したことを発表しました。
特に注目されているのは、Firefly Video Modelという動画生成AIのベータ版です。このAIは、テキストや画像から動画を生成することができ、著作権などの問題がないように設計されています。Adobeが許可を得たコンテンツのみを使って学習しているので、クリエイターは著作権問題を気にせず安心して使うことができます。
また、動画編集ソフトPremiere Proには、「Generative Extend」という新機能が追加されました。この機能を使うと、元の動画の最初や最後に新しく生成した動画を自動的に付け加えたり、場面の切り替えをスムーズにしたりすることができます。
画像編集ソフトPhotoshopには、「Distraction Removal」という機能が追加され、写真から不要なものを自動的に消すことができるようになりました。イラスト制作ソフトIllustratorには、3D機能が追加され、立体的なイラストを簡単に作成できるようになりました。
さらに、動画制作の共同作業を支援するFrame.ioも大幅にアップデートされ、より使いやすくなりました。
これらの新しい機能は、クリエイターの作業効率を向上させ、表現の幅を広げることを目的としています。Adobeは、AIを使ったコンテンツには、それがAIによって作られたことを示す「Content Credentials」という仕組みを導入し、責任あるAI開発にも力を入れています。
今後のアップデートにも注目が集まります。