Google CloudがLookerにGeminiを統合し、企業の非公開データを活用した会話型AIエージェントを実現

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Google Cloudは、ビジネスデータ分析ツール(BIツール)「Looker」に、最新のAIモデル「Gemini」を導入しました。これにより、企業は独自のデータを使ったAIエージェントを簡単に作成できるようになります。このAIエージェントは、まるで人間と話しているように自然な言葉で質問や指示ができます。例えば、「来月の売上予測を教えて」と聞くだけで、過去のデータに基づいた予測を自動的に提示してくれます。

Lookerでは、Geminiの導入により、データと対話するように分析できる「Conversational Analytics」や、専門知識がなくても自然な言葉でデータ分析モデルを構築・改善できる「LookML Assistant」などが利用可能になりました。さらに、簡単な指示でグラフや表を含むレポートをものの数秒で作成できる機能も追加されています。

また、データウェアハウスサービス「BigQuery」にもGeminiが導入され、プログラミングの知識がなくても、自然な言葉でデータ分析ができるようになりました。データの整理、分析に適したデータの発見、効率的なクエリの作成などをAIが支援します。

これらの新機能によって、Google Cloudは、企業がより簡単に自社のデータを、AIを使って分析し、意思決定を行えるようにすることを目指しています。こうしたサービスにより、ウェブサイト、モバイルアプリ、コールセンターなど、様々な場面で、ユーザーは自然な言葉でAIと対話し、よりパーソナルなサービスを受けられるようになります。