2024年8月8日、音声AI技術のリーディングカンパニーであるSoundHoundが、企業向け会話型AIサービスを提供するAmeliaを、現金と株式合わせて8,000万ドル(約118億円)で買収することを発表しました。
SoundHoundは2005年にシリコンバレーで創業し、2022年にNasdaqに上場した音声技術の会社です。彼らの音声認識技術は、自動車やテレビメーカーなど、様々な業界で音声ソリューションとして活用されています。一方、Ameliaは会話型のAIチャットボットを中心に、金融、保険、小売、ヘルスケアなど幅広い分野で、24時間365日対応可能なAIカスタマーサポートを提供しています。
今回の買収により、SoundHoundはカスタマーサービス部門を大幅に強化し、音声AIソリューションの需要が高まる市場において、中心的な存在となることを目指します。両社の技術と製品を組み合わせることで、高品質のカスタマーサポートを様々な業界に提供していく予定です。
2025年の両社の合計収益は1億5000万ドル(約220億円)を超える見込みで、クロスセルによる収益拡大や技術統合によるコスト削減などの相乗効果も期待されています。