【TOOLS】Dream Machine(動画生成:評価★★★☆☆)

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  • 総合評価:★★★☆☆
  • 商用利用可能:★★★★★

Luma AIが発表した動画生成AIサービス「Dream Machine」をご紹介します。OpenAIのSoraと同様のサービスで、テキストプロンプトから動画を生成できます。

筆者が実際にDream Machineを試してみたところ、生成される動画のクオリティは悪くないものの、驚くほどのレベルではありませんでした。一見すると違和感はないのですが、よく見ると細かいところで不自然な動きをすることがあります。もう少しクオリティが上がれば、実際にプロが使用するレベルになるかもしれません。

現在のところ、無料版では月に30本の動画を生成できます。有料版にアップグレードすると、生成できる動画の数が増えるだけでなく、商用利用も可能になるようです。

Luma AIは、2021年にAmit Jain(CEO)とAlex Yu(CTO)によって設立されたスタートアップです。Jain氏は以前Appleでコンピュータビジョン関連の仕事に従事し、Yu氏はカリフォルニア大学バークレー校で3Dコンピュータビジョンの研究を行っていました。まだ従業員数は44人(2023年時点)ほどの小規模な会社ですが、すでにシリーズBで4,300万ドル(約67億円)の資金調達に成功し、企業価値は2億5,000万ドル(約394億円)と評価されています。

筆者の評価は星3つです。最近は動画生成AIサービスのリリースが相次いでいますが、Dream Machineはまだ初期段階にあり、競合他社と比べると「そこそこ」のクオリティという印象です。ただ、実際に試せるサービスはまだ多くないので、先行している企業の1つとは言えるでしょう。今後のクオリティ向上に期待したいと思います。

*評価は執筆当時のものです