投稿者: Amazon Web Services（AWS）が、同社のBedrockプラットフォームに新しい機能「Custom Model Import」を追加しました。企業が独自の生成AIモデルをAWSのクラウドにインポートし、APIとして管理できるようになります。現在プレビュー版として提供されているこの機能は、GoogleのVertex AIなど、同様のモデルホスティングとカスタマイズ機能を提供する競合他社に対抗することを目的としています。
AWSは、競合他社と比較して、より幅広いカスタマイズオプション、安全性ツール（Guardrails）、モデル評価ワークフローを売りにしています。これにより、企業は自社の特定のニーズに合わせてAIモデルを調整し、より効果的に活用できるようになる、とされています。
現在はFlan-T5、Llama、Mistralアーキテクチャがサポートされています。新しいモデル評価ツールにより、精度など、ユーザーが定義する基準に基づいて複数のモデルを迅速に比較でき、どれがその会社のやりたいことにあったモデルなのかを評価する時間が短縮されます。
さらに、Guardrailsと呼ばれる機能強化により、開発者は個々のモデルに組み込まれたセーフガードに加えて、ヘイトスピーチや暴力などのフィルターを簡単に追加することができるようになりました。
クラウド各社は、企業が生成AIを導入するときに自社のクラウドを選んでもらうように様々な利便性を提供しています。この分野では若干Microfostが先行しているように見えますが、その地位を狙うべく、特にAWSとGoogleは激しく競争をしています。今後も注目していきたいと思います。