Metaが次世代のMTIAチップを発表

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連日AIチップのニュースが発表されています。今回、Meta(旧フェイスブック)が、次世代のカスタムAIチップ「Meta Training and Inference Accelerator (MTIA)」ファミリーのバージョン2をリリースしました。このチップは、前世代のMTIA v1と比較して、4つの主要なモデル評価で3倍の性能を発揮する、とのことです。

現在、新しいMTIAチップはMetaのレコメンデーションとランキングの計算に使用されていますが、将来的にはLlamaなどの生成AIモデルへの対応も計画されています。Metaは、高価なNVIDIAのGPUへの依存を減らし、コストダウンとともに自社システムの学習に最適化させる目的で、独自のAIチップの開発を続けています。

Metaは他にAIチップを開発しているGoogle、Amazon、Microsoftなどのライバル企業とは違い、顧客に対してクラウドサービスの提供は行なっていません。現時点では純粋に自社利用のために開発しているようで、他のAIチップを開発している会社と比較して、独特なスタンスをとっています。資金的な余裕があるからできること、とも言えます。また、それだけNVIDIAのGPUが高価すぎる(あるいは特定の機能にとってはオーバースペック)ということなのでしょう。